2014年11月23日日曜日

やったぜ!! フミカズ!!

11月23日(日) 天気;晴れ 風;微風(南)
大潮 満潮;06:53 18:17 干潮;00:17 12:34 月齢;0.6


 むかしむかし、ある村に、フミカズという名前の男の子がいました。
フミカズの友だちは、海の生き物たちです。
 
 フミカズは毎日毎日、エギングをして遊んでいました。
「はっけよい、のこった、のこった」
「フミカズ、がんばれ、アオリーさんも負けるな」
だけど勝つのはいつもアオリーで、エギンガーのフミカズはアオリーにはかないません。
 「こうさん、こうさん。でも、次は負けないぞ」

 今度は、フカセです。フミカズ一人と、海の中の魚たちの勝負です。
魚たちの中には、体の大きなアオジョーやハチキ、クサビやビングーもいましたが、フミカズにかないません。
 「フカセは、フミカズの勝ち!」
なんとも大変小柄なフミカズですが、器用さだけでなく、とてもやさしい男の子です。

  ある日、上石寺の瀬に行くと、魚たちが困っていました。
 「どうしよう? お腹がすいてたまらないよ」
 「よし、ぼくにまかせておけ」
 フミカズはエサを混ぜ、仕掛けを作ると、
「よし、これで大丈夫だ」
と、いって、エサの付いた仕掛けを流しました。
  ドーン!
すると大きく竿は曲がり、フミカズがそれを強引に寄せてくると、あっという間に一匹のクロが浮いてきました。
 「えっ? うそ? マジ?」
釣られたクロはビックリした顔で、フミカズのスカリの中へ入れられました。


その後、器用さとやさしい心を持ったフミカズは立派な青年になり、大きなクロを次々と釣っていったということです。


口太グレ 44.0㎝ 1.39㎏
尾長グレ 22.5㎝ 0.17㎏

おしまい
 
※文章は、童話『金太郎』を基にしたフィクションです。
 しかし、ナイスサイズの口太を釣ったのはノンフィクションです。

1 件のコメント:

  1. まさかフミカズがあの物語の主人公だったとは(^_^;)しかし、ナイスサイズ!前日の水没が報われたネ(^_^)v

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